中学1年 社会 歴史
1392年 南北朝統一
北朝(持明院統)側の内紛が、南朝(大覚寺統)の勢力を一時的に浮上させました。
しかし、北朝側の安定につれて南朝側は衰退していきました。
3代将軍足利義満は南朝側に皇位を両統迭立(皇位をもつ大覚寺統と持明院統が交互に皇位につくこと)とし、諸国の国衙領(国司が直接支配する土地)は大覚寺統がもち、長講堂領(後白河法皇の持仏堂である京都下京区六条の長講堂に付属する100あまりある荘園)は持明院統が支配することを条件にして、南朝の後亀山天皇が北朝の後小松天皇に三種の神器を渡し、約60年続いた南北朝の内乱は終わりされました。
足利義満は明徳の乱の結果、有力守護の勢力を削減できたため、幕府への中央集権が成功します。
義満は幕府の体制を整える一方で、明との勘合貿易を始めて、倭寇を取り締まりました。