フクロウ学園

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中学1年 社会 歴史

1404年 日明(にちみん)勘合(かんごう)貿易(ぼうえき)のはじまり 

 中国は1368年に(げん)が滅び、(みん)(みん)が支配していました。
 朝鮮半島は高句麗(こうくり)が936年から支配を続けていました。
その明と高句麗は13世紀中ごろから、大陸沿岸を襲う倭寇(わこう)(海賊)の取り締まりを日本に求める使者を度々送ってきました。
また明は宋・元と違い外国商船が来ることを禁止していました。
 1401年 足利義満は倭寇の取り締まりとともに、明へ使者を送り皇帝に表文と貢物をします 。
この明への使いのことを遣明使(けんみんし)といいます。
 1404年 明との貿易が始まりました。
義満は倭寇を禁止して、正式な貿易船と倭寇の区別をつけるために、明から送られた勘合(合い札:左半分は日本、右半分が明を証明)を使って日明貿易(にちみんぼうえき)を行い、課税して幕府の財源としました。
 日明貿易の経営は大名・貿易商人にゆだねました。
この貿易のことを勘合を用いたことから勘合貿易ともいいます。