中学1年 社会 歴史
朝鮮では4世紀半ばから高句麗・百済・新羅の三国が勢力を争っていました。
4世紀後半、高句麗が朝鮮半島南部に進軍すると、大和政権は朝鮮半島南部の鉄資源を確保するために、海を渡り高句麗と争うようになりました。
大和政権は百済や朝鮮南部で小国が分立していた加羅や地方の国々と結んで、好太王の支配下の百済や新羅、高句麗と戦いました。
高句麗の好太王(広開土王)の石碑には、好太王がしばしば倭の軍を破ったことがしるされています。
このことから、4世紀末には大和政権が海外へ攻め込むことができるくらいに、国内統一が進んでいたことが考えられます。
※史書や碑文などに記されている「倭」が日本列島内の国を指すとは限りません。
朝鮮半島南部の倭を意味する場合もあるので、倭=大和政権とするのは時と場合によるので注意が必要です。