中学1年 社会 歴史
701年 大宝律令(たいほうりつりょう)
文武天皇が即位し、701年(大宝元年) 藤原不比等・刑部親王らが唐の律令の永徽律疏にならって大宝律令を編纂し、翌702年施行しました。
大まかに律令の律は刑罰をともなう法律(刑法)で、令は政治の行う仕組みや手続きの決まりを決めたもの(行政法)です。
律令に基づいて政治を行う国家のことを律令国家といいます。
【律令による政治のしくみ】
国の中央には天皇、太政官、神祇官、五衛府、中務省、式部省、治部省、民部省、刑部省、大蔵省、宮内省がおかれました。
地方には国府(役所のこと)を置き、中央の貴族が各国に国司として派遣されました。さらに細かい地域には郡司がおかれ、さらに細かい地域には里長が置かれ政治を行いました。
九州には大陸からの防衛の拠点として大宰府がおかれました