中学1年 社会 歴史
食料が蓄えることができるようになると、その蓄えたものを狙い争いが増えました。
強い集団が弱い集団を従えて日本の各地に国ができました。
その国の人々のなかから、戦いや祭り・かんがい工事の指揮していた人達が次第に人々を支配するようになりました。
人々を支配する有力者を豪族(ごうぞく)や王(おう、おおきみ)と呼ぶようになりました。
記録として日本が初めて出てくるのは、中国の漢の時代の歴史書である「漢書」地理志です。
「漢書」は中国を漢(後漢)が治めていた時代に班固という人によって作られました。
本紀(帝王一人一人の伝記)・列伝(著名な臣下の伝記)・表(年表)・志(諸制度など)の計100巻からなり、地理志はそのうちの一つです。
その地理志には紀元前後のころに、楽浪郡(いまの朝鮮半島)の海のかなたに、倭人(日本人のこと)が住んでいて、100余りの国に分かれていたと書いてあります。