中学1年 社会 歴史
紀元前4000年〜3000年頃 黄河文明
今の中国の黄河の主に中・下流域で栄えた文明を黄河文明といいます。紀元前4000〜3000年頃から穀物を栽培して家畜を飼い、磨製石器や土器・陶器(とうき)も作られていたことがわかっています。
紀元前1500年頃には確認されている最古の王朝である殷が治めていて、王の墓や青銅の武器や祭りの道具などが発見されています。
↑亀の甲羅や牛の骨に刻まれた甲骨文字から、当時の社会の様子がわかってきました。甲骨文字は漢方薬として売られていた骨に文字が刻まれていたことから発見されました。
占い師が文字を刻んだ骨の裏から火をあてて、表にできた文字との関連(かかわりがあるかないか)で占っていたころがわかりました。
紀元前1100年頃には周という国がおこり、殷を滅ぼしました。
紀元前8世紀頃には、北方の遊牧民族が周にしばしば侵入したことで、周の支配力が弱まり各地で独立した国ができて、戦乱が数百年続きます。
このころには、鉄製の農具や武具が広まり、青銅製の貨幣(お金)が使われるようになって商業も発達しました。
また、儒学のような新しい思想も生まれました。