フクロウ学園
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中学1年 社会 歴史
北山文化
- 北山文化は第3代将軍 足利義満の時代を中心とする文化のことです。
- 北山文化の特徴は、武士である足利氏の室町幕府が南北朝の乱れが終わって安定したこともあって、朝廷や公家や寺社の実権を吸収しつつ幕府の力をつけた時代でもあったので、公家と武家の文化の混ざったものになりました。
【仏教】
- 鎌倉時代におこった新しい仏教は室町時代になると、宗派ごとに大きな教団をつくるようになりました。
- 浄土真宗は北陸や近畿地方の武士や農民の間に広まりました。
- 日蓮宗は京都や堺の商工業者などに広まりました。
- 禅宗は武士の気風にあっていたため、京都や鎌倉の五山と称される重要寺院を中心に幕府の保護を受け、禅僧が文芸や外交・貿易に活躍しました。
【金閣寺】
- 足利義満が政治を行う場所として建てました。
- 柱・壁などに金箔をおしたため金閣寺と呼ばれています。花の御所ともいいます。
- 応仁の乱後、跡地は臨済宗の鹿苑寺(ろくおんじ)金閣となりました。
- 一階は寝殿造(しんでんづくり)、二階は武家造、三階は禅宗仏殿風からなる三層の建物です。
【能】
- 能は貴族や武士に楽しまれていた猿楽(さるがく)・田楽(でんがく)が発展した舞台芸能のことです。
- 能に用いられた面(能面)には、女面のほか、翁や鬼の面などがありました。
- 猿楽・田楽は古代から寺社等で親しまれてきた物まねや軽口やしゃれ、滑稽演技(こっけいえんぎ)の芸能のことです。
- この猿楽・田楽を集めて劇と歌舞を合わせて舞台芸能として、観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)親子がまとめた芸能が能です。
- 観阿弥の代表作には、「自然居士」(じねんこじ)・「卒塔婆小町」(そとばこまち)・「通古町小町」(かよいこまち)があります。
- 世阿弥の代表作には「風姿花伝(花伝書)」(ふうしかでん)・「花鏡」(かきょう)・「至花道」(しかどう)・「拾玉得花」(しゅうぎょくとくか)があげられています。
- 能は現在でも観ることができます。