フクロウ学園

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中学1年 社会 歴史

4世紀頃 古墳時代

 稲作が盛んになり、小さな国々ができ、人々を支配する有力者や王が出現しました。
有力者や王は墓として古墳↓をつくりました。

 各地に古墳が出現すると、大和地方を中心とした大和政権ができました。
5世紀には巨大な大王の墓もつくられました。
倭の五王は朝鮮半島南部の外交上の立場を有利にするために、中国の南朝に朝貢を行いました。
 古墳には当時の人々の生活や考え方を知ることのできるものが残っています。
古墳の多くは表面に石が敷きつめられ、円筒型や人物、家屋、馬などの形の焼き物の埴輪(はにわ)が置かれました。
内部の石室(せきしつ)(かん)には、死者とともに銅鏡・玉・銅剣などの祭りの道具、かんむり・馬具・鉄製の武器や農具がおさめられました。
 古墳時代の人々は、稲作に関係の深い太陽や蛇(水を支配していると考えられていた)などの自然のものを神とする信仰や一族を守る神に対する信仰も生まれました。
 古墳の中の石室の壁に描かれた絵やのちにまとめられた神話などから、当時の人々の死後の世界についての考え方を知ることができます。
国のおこりについての神話や伝承も、しだいに形づくられていきました。
石室の壁画は福岡県 珍敷塚古墳(めずらしずかこふん)に残っています。
この時代のことを古墳時代といいます。