フクロウ学園

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中学2年 社会 歴史

1604年 糸割符制度(いとわっぷせいど)

 糸割符制度は、徳川家康が特定の商人達に生糸(白糸)を輸入して、一括購入する特権を与えた制度のことです。
糸割符はその商人の特権を表した証札です。
特定の商人達のことを糸割符仲間といいます。

 生糸を扱ったポルトガル商人のもうけは大きく、徳川家康は糸割符仲間を結成させて、白糸を一括で買えるようにしました。
当時、白糸はポルトガル商人の付け値で買わされていました。
この制度によって、白糸は糸割符仲間とポルトガル商人との付け値の妥協点で買えるようになりました。
その結果、白糸の価格は著しく低くなりました。
 江戸幕府の貿易統制の始まりの制度といえます。