フクロウ学園

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中学2年 社会 歴史

1687年 生類憐(しょうるいあわれ)みの(れい)

 生類憐みの令は、5代将軍徳川綱吉(とくがわつなよし)が出した、生命あるものの殺生を禁ずる法令です。

 仏教・儒教を深く信仰した5代将軍徳川綱吉(とくがわつなよし)は、護持院の隆光に、世継ぎにめぐまれないのは前世で殺生した報いだといわれて、生命あるものの殺生を禁止する生類憐みの令を出しました。
また、寺院の建設などに多額の費用をかけたため、幕府の財政が悪化し、それを補うために質を落とした貨幣を大量に発行しました。
 生類憐みの令は極端な動物愛護令で、徳川綱吉が戌年(いぬどし)生まれのため、なかでも犬を大事にしました。
からでした。
 四谷・大久保・中野に犬小屋を設けて数万匹の野犬を収容して、多量の餌を与えました。