フクロウ学園

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中学2年 社会 歴史

1882年 大阪紡績会社(おおさかぼうせきがいしゃ)設立

 大阪紡績会社は、渋沢栄一らが、華族・政商等の出資で設立した会社です。

 紡績会社は、動植物(綿花・羊毛・麻など)の繊維を加工して糸を作る会社です。
※ 紡績は、綿や羊毛、麻などの短くて細い繊維(毛)を()り合わせながら長い糸にすることです。
※ 製糸は、カイコガという蛾の幼虫の(かいこ)が、(さなぎ)になり、(まゆ)をつくります。
この繭をほどいて細い糸を引き出し、それをばらばらにならないよう数本まとめて()り合わせ太い糸にすることです。
この糸を絹糸、絹糸を織って布にしたのが絹布です。
 1883年 大阪紡績会社は操業を開始しました。
 1886年 イギリスの蒸気力を利用した紡績機械を使って、1万500錘(すい) (糸を紡ぎながら巻き取ったものの単位)もの糸を昼夜2交代制で生産して成功しました。
この成功を受けて、従来の手で紡ぐ方法から、機械で生産する会社が急増しました。
 1914年 大阪紡績は三重紡績と合併して東洋紡績となりました。