フクロウ学園
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中学2年 社会 歴史
桃山文化
全国統一によって古い社会のしくみがなくなり、商業や貿易が盛んになって、大名や大商人は権力や富を背景に豪華な生活を送るようになりました。
この頃に発達した文化を桃山文化といいます。
桃山文化を代表するのは、支配者の権威を示す壮大な城です。
【建物】
- 高く天守閣をもつ城が作られました。
- 建物には書院造が取り入れられ、柱や欄間には豪華な彫刻、襖や屏風には華やかな絵が描かれました。
- 姫路城は白鷺城と呼ばれ、世界遺産に登録されています。
【書院造】
- 間仕切りが多く、襖や障子などで仕切られた各部屋のなかにはお座敷のような最高の部屋があって、その部屋の床は1段時には2段高くなった床の間、違い棚、鴨居を低くした襖の帳台構えを備えています。
- 代表的な建物は、京都 慈照寺の銀閣寺です。
【茶の湯】
- 茶の湯は大名や大商人に流行しました。
- 豊臣秀吉に仕えた千利休は質素なわび茶の作法を完成させました。
【浄瑠璃】
- 浄瑠璃は三味線の伴奏にあわせて語られる物語で、人形劇や歌舞伎にも利用されました。
【かぶき踊り】
- 島根県の阿国という女性がはじめた女歌舞伎。
【衣服】
- 和服の上にひだにある襟をつけることが、南蛮風の新しいファッションとして流行しました。
- 振袖から小袖が一般的になり、庶民の衣料として麻に代わり木綿が使われるようになりました。
【南蛮貿易】
- 南蛮貿易によって、天文学・医学・航海術・西洋画・活版印刷・ローマ字など新しい学問や技術がを布教活動とともに宣教師から伝えられました。
- またパン・カステラ・カルタ・時計が日本にもたらされました。
- 南蛮は東南アジア近辺を指しますが、スペイン・ポルトガルが当時東南アジア近辺を植民地にしていたため、貿易はスペイン・ポルトガルとの取引になりました。
- このような文化を南蛮文化ともいいます。
【絵画】
- 絵師では安土城・大阪城の障壁画を手掛けた狩野永徳とその弟子の狩野山楽が有名です。
- 唐獅子図屏風は狩野永徳の代表作で、おすとめすの唐獅子が歩く姿をえがいた作品です。
- 泰西王侯騎馬図屏風