中学3年 社会 歴史
1917年 ロシア革命
1917年の三月と十一月にロシアで革命がおこりました。
特に十一月の革命は史上初の社会主義革命でした。
第一次世界大戦の敗戦からロシアから外国資本が引き揚げてしまい、低い労働条件に労働者が革命運動を始め、対する国側の兵士も指揮と装備が悪すぎるため連敗して革命運動を起こします。
革命運動のため人員や食糧などを多く消費することになり食糧危機を招きました。
1917年3月 首都モスクワの食糧危機によってロマノフ王朝の支配が終わりました。
その後も富裕層は臨時政府を手繰り戦争の継続を訴えましたが、労働者・農民・兵士が「パンと平和」を求めてモスクワのソビエト（評議会）に集まり反対します。
ロシアは富裕層と労農兵の二つの権力に分かれました。
労農兵の指導者であるレーニンがソビエトの勢力拡大に成功します。
1917年11月に臨時政府を倒し、社会主義政権を樹立します。
【社会主義】
生産を社会全体で共有し、管理することによって平等な社会を実現しようとする思想・運動のこと。