フクロウ学園

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中学1年 社会 歴史

1086年 白河上皇(しらかわじょうこう)院政(いんせい)を始める

 1072年に後三条天皇の皇子である白河天皇が即位しました。
白河天皇は藤原家の摂関政治による独占を防ぎ天皇家に権力を集めるため、天皇の位を堀川天皇に譲り、院庁を開いて上皇として天皇の子孫である源氏・平氏の武士団を用いて自ら政治をしました。
このような政治のしかたを院政といいます。
 院政がはじまり、多くの権利を貴族や寺社に与えるかわりに上皇のもとに荘園を多く集めさせました。
貴族や寺社などは荘園の地券や証券の許可を得て荘園を拡大させていきました。
寺社は大きな勢力となり僧兵(そうへい)(武装する僧)を使うようになりました。
また、各地の武士も土地の開発をすすめて領地を貴族や寺社の荘園として寄付して自分はその土地の荘官(しょうかん)(土地を管理する役職)になって勢力を拡大していきました。
武士に対抗して国司も荘園以外の土地を公領(こうりょう;国の土地として自分が管理)として使うようになりました。
 白河・鳥羽・後白河3代の院政が行われて、摂関家の勢力が失われていきました。